ドジャースはスコットで高額契約の難しさを学んだか(C)Getty Images ドジャースは10月のプレーオフに向け、リ…

ドジャースはスコットで高額契約の難しさを学んだか(C)Getty Images
ドジャースは10月のプレーオフに向け、リリーフ陣が不安視されている。そんな中で、現地時間9月7日のオリオールズ戦は大谷翔平の2発などでリードすると、先発のクレイトン・カーショーが降板後はエドガルド・エンリケス、ジャスティン・ロブレスキー、ジャック・ドレーヤーの若い3投手で逃げ切り、光明を見出した。
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前日の同戦では、先発の山本由伸が9回二死までノーヒットノーランの快投。あと一人で快挙達成の場面で一発を浴びて降板すると、2番手のブレイク・トライネン、3番手のタナー・スコットが振るわず、逆転サヨナラ負けを喫した。
ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は「ドジャース、救援投手と高額契約を結ぶことの厳しい現実をタナー・スコットで学ぶ」と伝え、「リリーフ投手に高額を投じるのは通常リスクが高く、ケガ、不安定さ、そしてリリーフ投手の代替の可能性といった理由から、長期的には利益にならない場合が多い」と記した。
スコットとは今年1月に4年総額7200万ドル(約112億円)の大型契約を結んだ。宿敵パドレスから移籍し、ここまで52試合で防御率4.56、1勝3敗20セーブという成績で、自己ワーストとなる9度のセーブ失敗と10被弾では期待に応えているとは言い難い。
記事では「真にエリート級のリリーフ投手ですら、長期契約に見合う価値を提供できない場合が多い。ドジャースはスコットのケースで、この教訓を約9ヶ月遅れで学んでいる」と指摘した。
ドジャースは残り試合、スコットを今後どんな場面で起用するのか。デーブ・ロバーツ監督の采配にも注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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