<関西学生野球連盟 令和7年度秋季リーグ戦 第1節1回戦:近畿大6-1京都大>◇6日◇わかさスタジアムリーグ連覇を狙う近…
<関西学生野球連盟 令和7年度秋季リーグ戦 第1節1回戦:近畿大6-1京都大>◇6日◇わかさスタジアム
リーグ連覇を狙う近畿大が開幕戦で快勝。試合後に野口 練投手(4年=星稜)、勝田 成内野手(4年=関大北陽)、野間 翔一郎外野手(4年=大阪桐蔭)、阪上 翔也外野手(4年=神戸国際大付)の4人が既にプロ志望届を関西学生野球連盟に提出済みであることを光元 一洋監督が明かした。
近畿大は2番二塁・勝田、3番左翼・野間、4番右翼・阪上と並ぶ強力布陣。この試合では勝田が5打数4安打1打点、野間が2打数1安打1打点1盗塁、阪上が4打数2安打とそれぞれ見せ場を作った。
この試合のハイライトは5回表、一死二塁から「自分がまずは1点をどうにかして取ろうと整理して打席に入りました」と勝田が内角の球を上手く捌き、ライト線への適時三塁打でチームに先制点をもたらす。
勝田は続く野間の左犠飛で生還。得点にはつながらなかったものの、阪上もこの回にレフト線への二塁打を放ち、実力をアピールした。
勝田はリーグ戦前のオープン戦で思うような結果が出なかったそうだが、第1打席からいきなり右前安打で出塁。「1本目を打った瞬間に『今日は調子良いな』という感じがした」と自信を持って2打席目以降に立つことができていた。
5対1と4点リードの8回裏からは野口が登板。2回を投げ、1安打2四死球1奪三振無失点で試合を締めた。
春は130キロ台後半だったストレートの平均球速がこの日は140キロ台を連発。球場のスピードガンでは最速で144キロを計測した。
6月の全日本大学選手権を終えてからは、出力向上を目的にウエイトトレーニングに力を入れて取り組んできたそうだ。「出力は出ていたんですけど、その分、ちょっとコントロールにバラつきがありました。そこを修正できたのが最後の9回だったと思います」と2四死球で満塁のピンチを作った8回の投球を反省していたが、修正能力の高さは春季リーグの防御率0.00が証明している。
ドラフト候補の4人が結果を出して勝利した近畿大。「小さい時からずっとプロ野球選手になりたくて野球をやってきました。今年がチャンスだと思ったので、そういった思いで(プロ志望届を)出しました。小さな選手でもプロ野球選手になって活躍できるというところを証明したいと思っています」と勝田は言う。
10月23日のドラフト会議で彼らに吉報は届くだろうか