<関西学生野球連盟 令和7年度秋季リーグ戦 第1節1回戦:同志社大2-1関西学院大>◇6日◇わかさスタジアム 今夏の甲子…
<関西学生野球連盟 令和7年度秋季リーグ戦 第1節1回戦:同志社大2-1関西学院大>◇6日◇わかさスタジアム
今夏の甲子園で優勝した沖縄尚学。4年前に夏の甲子園で4番打者として活躍した知念 大河内野手(4年)は現在、同志社大でプレーを続けている。
4番一塁でスタメン出場したこの日は4打数無安打に終わったが、主砲としてチームには欠かせない存在だ。
新垣 瑞稀内野手(3年)、新垣 有絃投手(2年)と同じ東風平中出身の知念。自チームの試合が重なったこともあり、現地で後輩を応援することはできなかったが、「ベスト8あたりからソワソワして、オープン戦中も気が気じゃなかったです」と気にはしていたようだ。
恩師の比嘉 公也監督からは技術的なことよりも人間性の面で教わることが多く、「基本的な挨拶、ゴミ拾い、気遣い、全てにおいて影響を受けています」という。比嘉監督は卒業した今でも怖い存在だそうで、「喋ったらいい人なんですけど、オーラにちょっとビビっちゃいます」と今でも電話をかけることも怖いと感じるそうだ。
同志社大に進学してからは1年秋にリーグデビュー戦で本塁打を放つなど、順調なスタートを切ったが、2、3年生時は苦しみ、Cチームでプレーすることもあったという。
それでも最終学年になった今年は「自分の結果はどうでもいい」と開き直った結果、次第に結果が出るようになり、春から再びレギュラーに定着。今春のリーグ戦では2本塁打を放つなど、輝きを取り戻している。
既に一般企業からの内定をもらっており、本格的な野球は今秋が最後。「優勝を目標にやっていきたいです」と有終の美を飾るべく、今季のリーグ戦を戦っている。
リーグ戦の前には就職先の内定式があり、自己紹介で「沖縄尚学高校出身です」と言った際には周囲から「おめでとう」と言われたそうだ。
「沖縄県民としてもOBとしても『ありがとう』という言葉を伝えたいです」と後輩にメッセージを送って切れた知念。沖縄尚学の優勝は全国各地でプレーを続けている先輩たちの励みにもなっている。