◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 初日(6日)◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇650…

政田夢乃は首位と1打差の4位で最終日に入る

◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 初日(6日)◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇6505yd(パー72)◇晴れ(観衆1945人)

政田夢乃の弟・大成は高校時代に野球部でならし、北海学園大進学後にゴルフを始めた。現在、日本プロゴルフ協会のティーチングプロ合格を目指して奮闘中。クラブを本格的に握ってからはまだ4年に満たないとあって、姉は一緒にプレーしても「まだ負けたことないです。ギリギリ…」と胸を張る。

ショットもパットもさえた

だから先週、北海道での「ニトリレディス」でキャディを任せても、自分の感性を一番に信じた。その地元大会で得たのは3試合ぶりの決勝ラウンド進出という結果(53位)だけでなく、ゴルフを「自己責任と考える」こと。年間ポイントレース(メルセデスランキング)72位と望んだ結果が出ない今季の原因のひとつが「基本的には自分でやりたいタイプなのに、前半戦はキャディさん任せで、自分の意思がなくなっていた」ように思えた。

ひとりでできるもん

台風15号の影響で、1日遅れで始まった第1ラウンドは、3つ伸ばして迎えた後半13番(パー5)からエンジンが再点火した。グリーンの手前エッジまで220ydを残した2打目を6Iで刻み、90ydのサードショットをロフト54度のウェッジでピンそば1m弱に絡めた。続く14番(パー3)ではアイランド状のグリーンを4UTで攻め2連続バーディ。PWによる3打目勝負が実った16番(パー5)から再び2連続バーディを奪った。

7バーディ、ボギーなしでマークした「65」はシーズンの自己ベスト。「自分で考えてゴルフすることを思い出して、感覚的に良くなった」のが自信の源だ。

今週は弟からキャディをスイッチ

プロとしてツアーに本格参戦した昨季は、11月の「大王製紙エリエールレディス」で1打に泣き、前半戦の出場権を確保できなかった。さらなる飛躍を求めた2年目、巻き返しを図る秋の陣。「去年はエリエールで悔しい思いをした。気にしていきたいですけど、まだ今季はトップ10が1回だけ。そこや、優勝することを目標にしたい」と勝負の18ホールと向き合う。(千葉県市原市/桂川洋一)