ダルビッシュのピッチングについて、指揮官は「一貫性が問題」と見ている(C)Getty Images ドジャースの背中が遠…

ダルビッシュのピッチングについて、指揮官は「一貫性が問題」と見ている(C)Getty Images

 ドジャースの背中が遠い。

 現地時間9月2日、パドレスのダルビッシュ有は、本拠地でオルオールズとのカード第2戦に先発登板。4回0/3を投げ、6安打4失点(自責3)、6三振2四球2死球で今季5敗目(3勝)を喫した。チームは3連敗を喫し、8月25〜27日(同26〜28日)のマリナーズ戦以来、3カード連続で負け越しが決まっている。

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 初回一死でオリオールズの2番ジェレマイア・ジャクソンに先制ソロを浴び、この回だけで30球を費やしたダルビッシュ。以降も3回2死二、三塁のピンチで7番エマヌエル・リベラの左前適時打を許し、2点を追加されるなど、なかなかうまく投球のリズムを作れない。5回には、先頭のジャクソンに四球を与え、ここでマウンドを降りた。

 試合後、パドレスを率いるマイク・シルト監督は、日本人右腕の投球内容を冷静に分析。地元ラジオ局『97.3 The Fan』のサミー・レビット記者が会見音声を公開しており、その中で指揮官は、「球の質が悪いわけではない。95マイル(約152.9キロ)の球速も出ていたし、回転も良い。その一貫性が問題だ」と評価している。

 また、3連敗を喫したチームに関しては、「私に責任がある。改善策を見つけなければならない。私たちらしくない状況だ」と言及。「勝つために必要なことを、もっと一貫してやらなければならない。四球が多く、それで不利な状況に陥っている」「守備もクリーンではない」「打撃も思うように安定していない」と課題点を並べていた。

 厳しい戦いが続くパドレス。ただこの日は、首位ドジャースも敗れたため、ゲーム差は「2.5」のままとなっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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