プロ野球巨人の監督などとして活躍し、6月に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんの出身地である千葉県佐倉市は、今年も「長嶋茂雄…
プロ野球巨人の監督などとして活躍し、6月に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんの出身地である千葉県佐倉市は、今年も「長嶋茂雄少年野球教室」を11月1日に開催する。中畑清さんや銚子商出身の篠塚和典さんら巨人OBの10人が、佐倉市少年野球連盟に加入するチームの小学4~6年生計約330人に指導する。
佐倉市と市野球協会の主催。少年野球教室は、長嶋さんが2013年に国民栄誉賞と市民栄誉賞を受賞し、市内の野球場を「長嶋茂雄記念岩名球場」に改称したのを機に始まった。台風被害やコロナ禍で実施できなかった年もあり、今年で9回目となる。
長嶋さんは初回の14年から4回出席したが、18年以降は病気療養などで欠席し、メッセージを寄せていた。
今年は、中畑さんと篠塚さんのほか、河埜和正さん、角盈男さん、定岡正二さん、鹿取義隆さん、槙原寛己さん、村田真一さん、緒方耕一さん、元木大介さんが講師を務める予定。講師らによるエキシビションマッチも開く。
西田三十五市長は8月21日の定例記者会見で、「野球少年たちが一流の技術を間近で学び、大きな夢と希望を与えていただける貴重な機会。長嶋氏のような偉大なスーパースターが再び佐倉の地から輩出されることを願っている」と話した。(中野渉)