指揮官のベッツへの信頼は揺るがないものだ(C)Getty Images レギュラーシーズン終盤を迎え、ドジャースは外野守…

指揮官のベッツへの信頼は揺るがないものだ(C)Getty Images
レギュラーシーズン終盤を迎え、ドジャースは外野守備への不安が膨らんでいる。特に右翼のレギュラーで起用されているテオスカー・ヘルナンデスの拙守が目立ち、現在、遊撃手を務めるムーキー・ベッツの右翼再転向を求める声なども相次いでいる。
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だがドジャースのデーブ・ロバーツ監督に、ベッツを右翼で起用する意思は微塵も無いようだ。地元紙『LOS ANGELES TIMES』のディラン・ヘルナンデス記者に対し、「ムーキーは右翼には行かない」と断言したとして、指揮官の言葉の数々が米国内で大きく報じられている。
スポーツメディア『CLUTCHPOINTS』でも、ベッツの守備ポジションについてロバーツ監督の見解を伝える特集記事を掲載。その中では、「ロバーツはドジャースにおいて、ベッツが遊撃に持ち込んでいる『安定感』を高く評価していると語った」などと綴っており、「遊撃手のプレーにおいて求められるのは安定性だ。その点で彼の安定性は素晴らしい」と述べたロバーツ監督のコメントを紹介している。
さらにベッツに対し、「彼はやるべきプレーはすべてきっちりこなしてきたし、ここ2週間は見事なプレーも見せている。失点を防ぐ上で大きな役割を果たしているんだ」と話しており、同メディアも「ベッツの遊撃手離脱に関する疑問は現時点で過去のものとなったようだ。状況は流動的だが、現状で機能しているものをわざわざ変える必要があるのかというのが基本的な姿勢だ」とロバーツ監督の意向を読み解いている。
また、守備以外のプレーにも言及。同メディアは、「ベッツにとっては大きな変化であることは間違いない。彼は外野手として6度のゴールドグラブ賞を受賞しており、今季序盤は打撃面で苦しんでいた。しかし流れは変わり、ここ3週間では打率.329をマークしている」と指摘。その上で今季序盤は体調不良にも悩まされながらも、常にチームの先頭に立っているベッツに対しロバーツ監督より、「ムーキーが常に責任を負う姿勢を持っているところが大好きだ」と称える声も上がっている。
今季はシーズンを通し、遊撃手として高いパフォーマンスを続けているベッツ。勝負強い打撃も取り戻してきており、ここから最終盤の戦いでは、攻守にわたりその存在感がさらに際立っていくことになるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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