<都市対抗野球2025:SUBARU8-3東京ガス>◇31日◇1回戦◇東京ドーム 東京ガス期待のルーキー・藤澤 涼介外野…
<都市対抗野球2025:SUBARU8-3東京ガス>◇31日◇1回戦◇東京ドーム
東京ガス期待のルーキー・藤澤 涼介外野手(佐野日大ー横浜国立大)が都市対抗デビューを飾った。
横浜国立大時代からリーグ戦で14本塁打を記録した長打力に50m走5.9秒と抜群の身体能力を誇り、大学日本代表候補にも選出された。東京ガスに進んだ後も、東京都2次予選では3戦連発を放つなど、チームの都市対抗出場に大きく貢献していた。
この日が全国デビュー戦となった藤澤は「感じたことのない雰囲気でした」と大声援で包まれる会場に驚いた。東京ガスの応援が入った1塁側スタンドからはヒットが出るたびに歓声がスタジアムをこだまする。「東京ドームでプレーしたこともないですし、応援が響いている状況でちょっとふわっとする感じでした」と緊張を隠せなかった。
試合に入れば集中した顔立ちで投手を対峙。7回には無死二塁で打席が回ると「松田監督から真っすぐを狙い、変化球を前で裁くことを言われていた中で、うまくはらって三塁線を抜くことができた」と社会人日本代表にも選出された八野田 龍司投手(前橋工ー流通経済大)からチーム初得点をもたらした。
しかし、第4打席では変化球を振らされ空振り三振。試合を通して4打数1安打に終わり「球種をしぼりずらい印象だった。制球も良く、狙った球が来てもファウルになったり、後手後手に回って自分のプレーをさせてもられなかった」と悔しさを滲ませた。
チームも初戦敗退と本領を発揮できずに大会を去ることとなった。それでも対戦した八野田が「正直オーラはあった。怖いなと思った」と口にするほど、強力打線で存在感を放っていた。早くも主力として活躍するルーキーに松田監督も「予選の時から自分の持てる力を発揮してくれた。相手も技巧派で、ピッチングがうまい投手と対戦出来たことは彼自身の今後に凄くプラスになると思う」と期待を寄せていた。