数々の記録を打ち立ててきた大谷が挑む大記録に注目だ(C)Getty Images MLB公式サイトは30日、「9つの注目…

数々の記録を打ち立ててきた大谷が挑む大記録に注目だ(C)Getty Images

 MLB公式サイトは30日、「9つの注目すべき成績」と題した特集を掲載した。レギュラーシーズンも残り30試合を切り、いよいよ最後の月である9月が始まる。

 注目の成績のトップバッターとして紹介されたのが、ドジャース・大谷翔平の「400塁打」と「150得点」だ。

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 大谷は昨年、史上初の「50-50(54本塁打、59盗塁」を達成した。同時に38二塁打、7三塁打などで、2001年以来の400塁打超えとなる411塁打をマークした。「彼には2年連続で400塁打を突破するチャンスがある。2年連続で達成すれば2000、2001年のトッド・ヘルトン(ロッキーズ)以来となる」と期待した。

 現地29日現在の大谷は45本塁打、17二塁打、8三塁打などで310塁打。これは両リーグを含めてもメジャー最高で、次ぐ2位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の299に大差をつけている。「現在は373塁打ペースだが、ひとたび爆発すれば400塁打ペースに戻れる」と長打量産で数字は一気に伸びる可能性がある。

 また主に1番打者に座る今季は、ここまで123得点。これもメジャートップで、2位のジャッジの106に大差をつける。30球団で現在100得点を超えているのはこの2人だけだ。昨年マークした自己最高の134得点の更新はほぼ確実な勢い。

 「彼は同時に、2000年のジェフ・バグウェル(アストロズ)以来となるシーズン150得点のチャンスも秘めている。ここまで149得点ペース。ちなみに150得点は1950年以降だとバグウェルの1度しかない」と伝えた。

 同サイトによれば400塁打&150得点を同一シーズンで記録すれば、1937年のジョー・ディマジオ(ヤンキース)以来、88年ぶりとなる。

 他にはマリナーズのカル・ローリーの60本塁打、ダイヤモンドバックスのコービン・キャロルの20三塁打、ブレーブスのマット・オルソンの4年連続162試合出場、大谷やローリー、フィリーズのカイル・シュワバーらの「3人以上が50本塁打超え」などが挙げられた。

 昨年の「50-50」への挑戦も大いに話題を呼んだが、シーズン最終盤へ向けてまたも大谷の「記録」が注目されていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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