山本がドジャースの屋台骨を支えているのは間違いない(C)Getty Images 『CBSスポーツ』は現地時間8月27日…

山本がドジャースの屋台骨を支えているのは間違いない(C)Getty Images
『CBSスポーツ』は現地時間8月27日、最近のメジャーリーグのトレンドとして3つの話題を深掘りした。その中の一つで取り上げたのがドジャース・山本由伸。「ヤマモトは目立たない。そして過小評価されている偉大な投手の一人だ」と今季の活躍に焦点を当てた。
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メジャー2年目の今季の山本は、ここまで25試合に先発して11勝8敗、防御率2.90をマーク。現地27日現在では、勝利数はリーグ8位タイ、防御率はリーグ単独8位につける。何よりも、右肩痛で3か月近く離脱した昨季に比べて、開幕から先発ローテーションを守り続けていることが評価されるべきだろう。
「球界最高の投手の座をポール・スキーンズとタリク・スクバルが争っている。ギャレット・クロシェットとクリストファー・サンチェスも類い希な才能を示す。ハンター・ブラウン、フランバー・バルデス、ローガン・ウェブ、故障してしまったがザック・ウィーラーもすごい」
球界最高峰の投手たちの名前を並べた後に、同サイトはこう指摘した。
「それでもヤマモトは、投手自身が関与できるスタッツにおいて、素晴らしい成績を残しているのが事実だ」
投球回数の139回2/3は両リーグ20位。「ただしそれはドジャースのチーム戦略によるものだ。他の投手に対してもそうだ」と伝えた。また「捕手のウィル・スミスが捕球技術に難がある中で、17.5%と高い見逃しストライク率を誇る。打者がスイングしない時にストライクゾーンに投げ込む高い能力を備え、強打されることを防いでいる」と高く評価した。
「多くの指標を元にすれば、ヤマモトは今季の投手でトップ10の先発投手に値する。ナ・リーグでは上位5、6番手に入るだろう。サイ・ヤング賞は確かに取れない。それはスキーンズだ。ただ、オールスターにはふさわしい投手だし、少なくともサイ・ヤング賞の投票で1位票未満の投票を受けるべき投手だ。MVP投票もあっておかしくない」
世間を騒がせることはないけれども、間違いなく上質な登板を重ねていると、称賛の言葉を並べた。「加えて言えば、これだけの投手でもチームにおいて最も有名な日本人選手でもない」と同僚に大谷翔平がいることで、注目度が上がらないという向きも伝えた。
「1年目にはチームにワールドシリーズのタイトルをもたらした。そして2年目は最高の成績をもたらしている」
投手陣に故障者が続いた今季のドジャースだが、屋台骨として支えてきたのは紛れもなく山本だろう。スポットライトを浴びにくい確かな実績を、米老舗メディアも評価していた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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