28日、巨人の山瀬 慎之助捕手(星稜)がイースタンリーグ・楽天戦で決勝点となる本塁打を放った。 同点に追いつき迎えた8回…
28日、巨人の山瀬 慎之助捕手(星稜)がイースタンリーグ・楽天戦で決勝点となる本塁打を放った。
同点に追いつき迎えた8回の第3打席、高めの真っすぐを強振すると、打球はレフトスタンドに吸い込まれ、今季二軍での第1号となった。これが決勝点となりチームは2対1で逆転勝利。試合後のヒーローインタビューでは「2打席ヒットが出ていなかったので、なんとかつなぐ思いで積極的にいきました」と話していた。
ここまで5試合連続安打と好調を維持し、打率は.333まで浮上した。26日に行われた楽天戦では、初回に盗塁阻止で持ち前の強肩を披露。攻守で存在感放ち、一軍昇格に向けてアピールを続けている。
巨人は甲斐 拓哉捕手(楊志館)が23日のDeNA戦で本塁クロスプレーの際に負傷。「右中指中手骨頭骨折」と診断され、25日から登録抹消となった。甲斐と入れ替わりで小林 誠司捕手(広陵―同志社大―日本生命)が一軍に帯同し、現在は岸田 行倫捕手(報徳学園-大阪ガス)が正捕手を務めている。
二軍で申し分のない活躍を見せている山瀬だが、今季はいまだ一軍昇格を果たしていない。また今月中旬には喜多 隆介捕手(小松大谷―京都先端科学大)が右肘手術を受けたことを発表し、二軍捕手も不足している状態だ。一軍ではCS争いも激化する中、将来の正捕手候補はアピールを続け、今季初昇格を果たすことが出来るのか。山瀬の今後の活躍から目が離せない。