パ・リーグの首位打者争いも目が離せない状況となってきた。楽天・村林 一輝(大塚)が打率.309でトップに立ち、次いでオリ…

パ・リーグの首位打者争いも目が離せない状況となってきた。楽天・村林 一輝(大塚)が打率.309でトップに立ち、次いでオリックス・太田 椋(天理)が打率.305で2位に位置している。3割打者は2名のみだが、現在トップの村林の打率を上回る隠れ首位打者候補が存在する。

 ソフトバンク・牧原 大成(城北)は97試合(327打席)、打率.320、3本塁打、39打点をマークしている。規定打席に30打席足りず、残り28試合で1試合4.1打席のペースで規定打席に到達する計算となる。牧原は開幕から抹消期間はないが、出塁率が高くなく、積極的にスイングを仕掛ける打者のため、上位ではなく6番から9番といった下位打線に置かれることが多かった。26日の試合では今シーズン初めて2番に入ったが、今後も下位打線での起用となると規定打席への到達が難しくなる。

 オリックス・西川 龍馬(敦賀気比‐王子)は77試合(332打席)で打率.315を記録。夏場に約1カ月の離脱を強いられ、規定未満となっており、残り30試合で1試合3.7打席のペースで規定に到達する。復帰した8月19日以降は2番起用が続いており、規定到達も可能な範囲だ。

 認定首位打者という制度があるが、ライバルが多いため、規定打席に到達した上で高い打率をキープすることが求められる。パ・リーグの首位打者をめぐる戦いに注目が集まる。

※成績は8月27日終了時点