現地8月24日、プレミアリーグ第2節が行われ、サッカー日本代表MF三笘薫擁するブライトンは0−2でエバートンで敗れた。…
現地8月24日、プレミアリーグ第2節が行われ、サッカー日本代表MF三笘薫擁するブライトンは0−2でエバートンで敗れた。その中で三笘が放った“ゴラッソ未遂”が実に惜しかった。
開幕戦を1−1ドロー発進だった昨季8位のブライトンが、開幕戦で田中碧を擁したリーズ・ユナイテッドに0−1で敗れたエバートンと対戦した。三笘は開幕から2試合連続で4−2−3―1の左サイドMFとしてスタメン出場した。
その前半18分だった。GKバルト・フェルブルッヘンが高々と蹴ったロングボールが相手最終ラインの背後まで飛び、そこに三笘が走り込む。そしてワンバウンドしたボールを胸トラップで前方に運んでボックス内へ侵入すると、2人のDFが体を寄せて来たところで今度は右足インステップでボールを蹴り上げて急ストップした。
左45度。ボールは真上。ここで三笘は一瞬、自ら動きを止めた後、体を捻らせてからボールを落ち際を右足ボレーで合わせる。強烈なシュートがゴール右上を襲ったが、惜しくもクロスバーに当たってゴールならず。それでも、かつて欧州チャンピオンズリーグ決勝でジネディーヌ・ジダンが決めた「史上最も美しい芸術的ボレー」を彷彿とさせる“時を止めるような”美しいシュートシーンに、敵地スタンドもザワついた。
■「決まっていれば伝説に...」
この “ゴラッソ未遂”シーンは現地でも大きな話題となり、U-NEXT公式フットボール公式エックス(旧ツイッター)は「決まっていれば伝説に...」と紹介した。
そしてSNS上には「たしかに決まったらえげつないゴラッソやったな」「まじで決まっていれば伝説級じゃん」「あんな高いボール良くミート出来たね、すごい 若干手に当たってる感じするけど」などのコメントに加えて、「CL決勝のジダンを思い出した」「まるでジダンや…。周りの時間が止まっとる。」、さらに「キャプテン翼のサイクロンみたいだ」の声も寄せられた。
その後もチャンスに絡んだ三笘だったが、ゴールは奪えず。すると、エバートンの新加入ジャック・グリーリッシュが2アシストの活躍を見せられ、ブライトンは1分け1敗スタートとなった。ブラントンは今後、ミッドウィークのカップ戦を挟み、現地8月31日にホームでマンチェスター・シティと対戦する。今度こそ“未遂”ではない正真正銘のゴールが期待される。