◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 事前(20日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7440yd(パー70)P…

PGAツアーでウッズがトップの委員会設立※写真は昨年「マスターズ」

◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 事前(20日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7440yd(パー70)

PGAツアー(米国男子ツアー)は20日、タイガー・ウッズを委員長に据える「フューチャー・コンペティション・コミッティー」を設立することを発表した。ツアーの新CEO、ブライアン・ロラップ氏がプレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権」前日の会見で明らかにした。

今月就任したばかりのロラップCEOは委員会の目的を「ツアー競技の在り方を包括的に見直すこと」と説明。現行のレギュラーシーズンやプレーオフシリーズ、オフシーズンのスケジュールや競技方式等を「少しずつではなく、抜本的に変えることをゴールにする」とした。

9人で構成される委員会には投資グループであるストラテジックスポーツグループ(SSG)のジョン・ヘンリー氏ら3人のビジネスマンに加え、選手としてウッズのほかに、パトリック・カントレーアダム・スコット(オーストラリア)、カミロ・ビジェガス(コロンビア)、マーベリック・マクネリキース・ミッチェルが参加する。

ロラップ氏は22年間にわたって全米フットボールリーグ(NFL)でらつ腕を振るった経歴の持ち主。ナイキなどのメーカーをはじめ、大手メディアやSNSとの連携によるリーグの拡大に寄与した。「私たちは現状に居座ることなく、毎年3月にルールを変え、キックオフのルールも変えてきました。伝統は重んじますが、そこに縛られてはいけないということです」と変革への意思を口にした。

所属選手の分断が続くLIVゴルフとの関係性の進展については具体的な言及を避けた。設立当初からLIVを支援してきたサウジアラビア政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)の関係者の話し合いの場にはまだ臨んでいないという。「私は自分がコントロールできることに集中する。PGAツアーには世界でベストの選手がそろっている。ツアーを強化するためにはなんでもするつもりだ」と話した。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)