菅野はメジャー1年目で10勝を達成。さすがの安定感を見せている(C)Getty Images まさに貫禄の投球だ。 現地…

菅野はメジャー1年目で10勝を達成。さすがの安定感を見せている(C)Getty Images
まさに貫禄の投球だ。
現地時間8月19日、オリオールズの菅野智之は、敵地フェンウェイパークでのレッドソックス戦に先発登板し、5回5安打1失点(自責0)、3奪三振、無四球と好投。2点リードの9回に救援陣がつかまり、11勝目(5敗)とはならなかったが、メジャー初対決の吉田正尚から2奪三振を記録するなど、確かな存在感を示した。
この日は、1回二死一、二塁で吉田との初対決を迎えると、カウント2-2から空振り三振を奪い、立ち上がりのピンチを脱出した菅野。さらに、2回を3人で終わらせ、続く3回には、二死二、三塁から自身初のボークで先制点を与えるが、4、5回をしっかりと無失点に抑えた。これで今季の防御率は、6月以来、約2か月ぶりの3点台(3.97)だ。
頼もしいベテランルーキーの快投には、オリオールズを率いるトニー・マンソリーノ監督代行も賛辞を惜しまない。試合後、地元スポーツ専門局『MASN Sports』が取材映像を公開しており、その中で指揮官は、「スガノが素晴らしかった。球数は85球。6回も続投させるかどうか、少し迷ったほどだ」と今回の投球内容を振り返っている。
さらに動画内では、「中4日の登板間隔だし、シーズンは長い。5回までの投球内容に満足していたし、次が左打者なのを考慮すると、(2番手キーガン・)エイキンへの交代も良かったと思う」と言及。「トモ(菅野の愛称)が素晴らしい。1失点も自責点ではないし、ここ6〜8回の登板でずっと本当に良い投球を続けている」と強調していた。
なお、この試合はオリオールズが11回延長の末、4-3で勝利。3連勝を飾り、直近7試合で6勝1敗と調子を上げている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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