ナ・リーグ西地区の首位攻防戦はどんな結果になるだろうか(C)Getty Images ナ・リーグ西地区首位を争うドジャー…

ナ・リーグ西地区の首位攻防戦はどんな結果になるだろうか(C)Getty Images
ナ・リーグ西地区首位を争うドジャースとパドレスは、今週末、シーズン最後の直接対決に臨む。現地時間8月15日から17日までドジャースタジアムを舞台に行われた3連戦では、ドジャースがパドレスをスイープするという結果に終わった。今月に入り掴んだ首位の座を明け渡す形となったパドレスは、週末、ペトコ・パークでのリベンジを目指す。
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今季、ここまで両チームの対戦成績はドジャースが8勝2敗と大きく勝ち越している。だが後半戦の勢いは明らかにパドレスが上回っており、3タテで敗れた前カードも2試合は僅差での決着となった。レギュラーシーズン最後の3連戦は本拠地での戦いでもあるだけに、勝敗が逆になっても決して不思議ではない。
パドレスが次のドジャースとの3連戦で勝ち星を得るため、何が勝負のカギとなるのか。米メディア『The Sporting News』では週末の直接対決の行方を占うトピックの中で、米アナリストのジム・ボーデン氏の見解を伝えている。
その中では、前回の3連戦、いずれの試合もドジャースが前半から主導権を握り、投手陣の内容が勝敗を分けたなどと振り返るとともに、ボーデン氏のコメントを紹介。「パドレスにとって毎試合の最初の4~5イニングが極めて重要になる。勝ちたいのなら、もっと先発投手が良い投球を見せなければならない」などと分析している。
さらに、「両チームの大きな違いを見てみると、ドジャースの先発ローテーションはパドレスよりも明らかに上だ。一方でパドレスのブルペンはドジャースよりも優れている。どちらも打線は優秀で、上から下まで強力だ」として、投打それぞれへの印象も語っている。
その上でボーデン氏は、来る3連戦の結果がシーズンの今後を大きく左右するカードであるとして、以下の様に見通している。
「もしドジャースがそこで2勝1敗、あるいは再びスイープすれば、そのまま突っ走る展開になるだろう。逆にパドレスが2勝1敗、あるいはスイープで勝ち越せば、最後の最後までもつれる戦いになるはずだ」
後半戦で一気にドジャースとの差を詰めてきたパドレスが、もう一度、意地をみせることが出来るか。本拠地で王者を叩き、良い形でシーズン最終盤を迎えることを多くのパドレスファンが願っている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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