◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 2日目(15日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州…

岩井明愛は首位と2打差で折り返す

◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 2日目(15日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6497yd(パー72)

12位から3打差を追った岩井明愛が6バーディ、1ボギーで連日の「67」をマークし、通算10アンダーの4位に浮上した。首位との差を2打に詰め、ルーキーでの米ツアー初優勝へ好位置につけて決勝ラウンドに入る。

出だし6ホールはピンチを乗り越えながらもパーを並べ、前半16番(パー3)から3連続バーディを奪取。「16番でけっこう長いのが入ってくれたので流れに乗れた」と折り返した後半では、パー5の5番と7番で2オンに成功するなど、再び3連続で伸ばした。

「前半に耐えられた結果がバーディにつながったと思う」と流れを引き寄せ、首位に迫って迎える週末の戦い。「変わらずピンを狙って、結果を恐れずにガシガシいきたい」と意気込んだ。

9人が出場する日本勢は、岩井明を含めて6人が週末に進んだ。46位から出た勝みなみが1イーグル4バーディ、2ボギーの「68」と伸ばして6アンダー20位に浮上。ともに32位から「70」で回った竹田麗央岩井千怜が5アンダー27位につける。

渋野日向子は72位の出遅れを挽回する4バーディ「68」で4アンダー39位。吉田優利は上がり3連続バーディを含む「70」で3アンダー48位に浮上した。

西村優菜は「71」でカットラインに1打届かない1アンダー67位。馬場咲希は1オーバー87位、笹生優花は9オーバー135位で予選落ちに終わった。

通算12アンダーの単独首位に、2位から「67」と伸ばしたツアー未勝利のイ・ジョンウン5(韓国)が浮上。11アンダーの2位に、7月「エビアン選手権」でメジャー初優勝を遂げたグレース・キム(オーストラリア)とガーリーン・カウルが続く。

世界アマチュアランキング1位の19歳、キアロ・ロメロが8アンダー11位で決勝ラウンドに進出。ツアー最年長予選通過がかかっていた65歳のジュリ・インクスターは32位から「74」とスコアを落とし、西村と同じ1アンダーで予選落ちした。