15日、中日・中田 翔内野手(大阪桐蔭)が現役引退を表明した。プロ18年間で中田は1783試合出場、309本塁打、108…

15日、中日・中田 翔内野手(大阪桐蔭)が現役引退を表明した。プロ18年間で中田は1783試合出場、309本塁打、1087打点、打率.248だった。

 大阪桐蔭時代の中田は1年生の時からスーパー1年生として注目されてきた。広島の鯉城シニア時代では最速141キロ、打者としても通算51本塁打を記録し、多くの高校野球関係者から注目されてきた。鳴り物入りで大阪桐蔭に入学し、1年生からスタメン出場。中田の名が全国に鳴り響いたのは1年夏の甲子園・春日部共栄戦(1回戦)だった。

 156キロ左腕・辻内 崇伸投手(元巨人)が打ち込まれ、5回途中まで6失点。2番手としてマウンドに登った中田は最速147キロの速球、切れのあるスライダーで春日部共栄打線を抑える。7対7で迎えた7回裏、中田は高めの直球を捉えて勝ち越し本塁打。この試合では打者としては4打数4安打、投げても4.1回を投げ、1失点の好リリーフを見せ、勝利に貢献した。

 投手としても、打者としても規格外のパフォーマンスを見せる中田はこの世代の中心として注目を集めるようになる。だが、右肘の故障により、2年生からの中田は打者としてフォーカスされるようになる。2年夏は4試合連続本塁打を記録し、再び甲子園に出場。初戦の横浜戦ではバックスクリーン弾を放つ。

 2年秋から中田の高校通算本塁打が注目され、07年選抜の佐野日大戦では2打席連続本塁打を打つなど、順調に本塁打を重ねる。そして07年7月5日の練習試合で当時の高校生では最多となる高校通算87本塁打を記録し、マスコミから大きく報道された。

 07年のドラフトでは、夏の甲子園歴代最速となる155キロをマークした佐藤 由規投手(仙台育英)、2度の甲子園を経験し、07年の高校生ナンバーワン右腕として評価された唐川 侑己投手(成田)とともに07年の高校生BIG3として取り上げられる。

 中田は4球団が競合。中田は日本ハムが交渉権を手にした。1年目から一軍で多くの本塁打を重ねることが期待されたが、故障などに苦しみ、高卒3年目の10年に9本塁打。11年から11年から20年まで10年連続で二桁本塁打を記録し、3度の打点王に輝いた。

 近年は故障により出場機会が減り、最終年となった今年は25試合で2本塁打に終わっていた。

 当時の高校生BIG3のうち佐藤は昨年現役引退を表明。中田も引退し、07年の高校生BIG3の現役は唐川のみとなった。また、同年の高校生ドラフトでは、中田を含めて、34選手が引退しており、現役は唐川、丸佳浩外野手(巨人)、伊藤光捕手(DeNA)、中村晃外野手(ソフトバンク)、岩嵜翔投手(オリックス)の5人となっている。