大分の名門・明豊の1年生ショート・川口 琥太郎内野手は2回戦の佐賀北戦で5番ショートで出場する。初戦の市船橋戦では4打数…

大分の名門・明豊の1年生ショート・川口 琥太郎内野手は2回戦の佐賀北戦で5番ショートで出場する。

初戦の市船橋戦では4打数2安打の鮮烈なデビュー。6番ショートでスタメン出場した川口は2打席凡退が続いていたが、第3打席に痛烈な右前適時打、第4打席も中前安打と4打数2安打を記録。そして守備でも3度のゴロをさばいて、軽快な足運びと抜群の強肩を披露した。

 ヤング志免レッドスピリッツ出身の川口は九州国際大付に進んだ岩見 輝晟投手とともに注目され、多数の学校から誘われたが、明豊の川崎 絢平監督に憧れ、同校に進学した。

 入学時に川崎監督から「プロにいける選手に育てる」という言葉をもらって気持ちを燃やした練習に励んだ。特に守備面では名手で鳴らした川崎監督や、社会人でも内野手として活躍した篠川拓也部長から足運びなどを学んで、下半身を使って守備することを意識した。初戦の好守備についても「2人の指導のおかげです」と喜んだ。

「高卒で行ける選手になれれば理想ですが、どんな形でもいいので、プロに行ける選手になりたい。この3年間でレベルアップしたいです」とプロへの思いを語った。

 178センチ80キロとスケール十分の1年生。このままいけば、2年後には高卒プロを狙える選手に育つだろう。今回の甲子園ではどこまで大暴れをするのか。