(14日、第107回全国高校野球選手権大会2回戦 仙台育英6―2開星) 3点リードの八回、仙台育英の高田庵冬選手(3年…
(14日、第107回全国高校野球選手権大会2回戦 仙台育英6―2開星)
3点リードの八回、仙台育英の高田庵冬選手(3年)は、フルカウントから甘く入ったカーブを振り抜くと、打球は左翼スタンドへ。大会通算第7号となるソロ本塁打となった。
高校通算31本目となる甲子園での一発。「憧れの舞台で打てて、これまでで一番うれしい」と笑顔を見せた。
須江航監督からは本塁打を放ち、1人でも得点できるとして「ランナー無しでも『得点圏』」と言われる屈指の強打者。しかし、宮城大会では凡打に終わることが多く、本調子の打撃ができないまま、打順を8番に下げた。
「長打を出さないと、自分が出ている意味がない」。そう痛感してからは狙いを絞り、凡打になりがちな低い球を見逃すことを心がけた。これまではスイング時に投手側に体が向きがちだったが、これを制御し、よりバットに力を伝えられる打撃フォームに改善した。
さらに、チームで開星の投手陣を分析し、松浦愛珠投手(3年)の高めのカーブをスタンドにたたき込むイメージで打撃練習に取り組んだ。
須江監督は「(松浦投手が)高めのカーブを投げた瞬間、ベンチで『来たー!』と叫んだ」。その言葉の通りの本塁打に「見事」とたたえた。
学生コーチも務め、時には厳しい声かけでチームを引き締める存在でもある。スラッガーとしても、部員の指導役としても、チームをこれからも引っ張り続ける。(岸めぐみ)