2025年夏の全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は14日、大会第9日を迎え、2回戦3試合が行われた。 第1試合では…
2025年夏の全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は14日、大会第9日を迎え、2回戦3試合が行われた。
第1試合では、仙台育英(宮城)が2年ぶりの3回戦進出を決め、4大会連続のベスト16入りとなった。初回に1点を先制されたが、その裏に2点を奪ってすぐさまに逆転に成功。8回にはプロ注目スラッガー、高田 庵冬内野手(3年)が甲子園初となるソロアーチを披露してダメを押した。2番手として登板したプロ注目の吉川 陽大投手(3年)が1失点の救援。初戦の完封劇に続いての好投で勝利に貢献した。
第2試合では、沖縄尚学(沖縄)が3対0で鳴門(徳島)を破り、2試合連続の完封勝ちで3回戦進出を決めた。先発した新垣 有絃投手(2年)が5回8奪三振無失点。6回から登板した左腕エース・末吉 良丞投手(2年)も4回6奪三振と好投。「完封リレー」で勝利に貢献した。打線は宜野座 恵夢捕手(3年)が全打点3点を挙げる活躍だった。
第3試合では、春夏連覇を狙う横浜(神奈川)が5対1で綾羽(滋賀)に逆転勝ちし、7年ぶりに3回戦進出。夏通算39勝を挙げ、40勝に王手をかけた。初回に1点を先制されたが、4回から登板していた織田 翔希投手(2年)が5回に適時打を放って同点。6回には連続死球から相手のミスによる2点を挙げて勝ち越した。織田は自己最速を更新する152キロをマークして無失点リリーフ。9回2死からは奥村 頼人投手(3年)が今夏甲子園初マウンドにも上がり、打者1人を抑えて最後を締めた。
なお、広陵(広島)の辞退により、津田学園(三重)が不戦勝で3回戦に進んだ。
15日は2回戦4試合が予定され、ベスト16が出揃う。