<第107回全国高校野球選手権大会:創成館1-0神村学園>◇13日◇2回戦◇甲子園 夏の甲子園出場校は奇数の49チームの…

<第107回全国高校野球選手権大会:創成館1-0神村学園>◇13日◇2回戦◇甲子園

 夏の甲子園出場校は奇数の49チームのため、組み合わせ上、初戦に勝利したチームと対戦するブロックがある。49校目の学校と呼ばれており、初戦に勝利して勢いに乗るチームと対戦するため、不利なブロックとなる。今大会は神村学園が49校目となったが、0対1で完封負けを喫した。

 試合後、お立ち台に上がった小田監督は「49校目の難しさをまじまじと感じました」と振り返った。49校目の学校は昨年まで5連敗。2年連続の夏の甲子園ベスト4に勝ち進んでいる神村学園でさえも、初戦ということで、思うような打撃ができない。右サイドの奥田 晴也投手(3年)の直球とスライダーのコンビネーションに対応できていなかった。また開幕戦に勝利した創成館は打線にも勢いがあった。

 これで49校目の登場は6連敗。14年からの10大会で、2勝8敗と49校目は鬼門の組み合わせとなっている。

 なお、49校目の最高成績は06年の鹿児島工のベスト4。さらにベスト8以上も鹿児島工しかない。神村学園はその難しさを乗り越える期待はあったが、実力を発揮できず、敗れ去った。