(第107回全国高校野球選手権大会2回戦 第8日〈13日〉の見どころ)■(1)健大高崎(群馬)―京都国際(京都) 初戦…
(第107回全国高校野球選手権大会2回戦 第8日〈13日〉の見どころ)
■(1)健大高崎(群馬)―京都国際(京都)
初戦屈指の好カードは、好投手のぶつかり合い。健大高崎は多彩なタイプの投手をそろえる。最速156キロ右腕の石垣元気を筆頭に、左腕の技巧派・下重賢慎らを擁し、群馬大会5試合で計3失点と安定感が際立った。
一方、京都国際はエースの西村一毅が大黒柱。昨夏の全国制覇を主力の一人として経験した左腕で、速球とチェンジアップで三振を量産する。
■(2)中越(新潟)―関東第一(東東京)
中越は緩急が持ち味の左腕・雨木天空、速球で押す右腕・石山愛輝ら、タイプの異なる投手を擁する。新潟大会決勝も継投で接戦に勝利。甲子園でも継投策をうまく駆使したい。
関東第一は坂本慎太郎が投打の軸。投げては、打者を翻弄(ほんろう)する緩いカーブがさえる。打っては東東京大会で打率5割5分6厘、2本塁打と存在感を見せつけた。
■(3)神村学園(鹿児島)―創成館(長崎)
創成館は開幕試合となった1回戦で無四球、13奪三振、1失点で完投したエース右腕の森下翔太の出来が鍵を握る。140キロ台後半の直球をコーナーに決める制球力が光る。
49代表で最後の登場となる神村学園は、結城柊哉、入来田華月、今岡拓夢の1~3番が鹿児島大会で打率4割超と好調。序盤でたたみかけ、ペースをつかみたい。