第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の大会本部は11日、2部制で試合を行った第1~5日…

 第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の大会本部は11日、2部制で試合を行った第1~5日(5~9日)の選手および観客の熱中症疑いの発生状況などについて発表した。

 2部制は昨年の大会から導入された。昨年の実施期間は1日3試合の第1~3日(8月7~9日)で、第1日は午前の部で開会式と1試合、夕方の部で2試合を行い、第2、3日は午前の部で2試合、夕方の部で1試合を行った。

 今大会では4試合日を含む第1~6日の6日間で2部制を実施予定だったが、10日の雨天順延にともない5日間での実施となった。

 選手の熱中症疑いについて、今大会は第5日までの15試合で計8件だった。前回大会は第5日までの17試合で計20件のため、単純比較で12件の減少となった。

 観客の救護室の受診状況についても公表した。

 2部制だった5日間で、熱中症疑いによる受診は19件だった。前回は71件。試合数が昨年17、今年15と異なるが、単純比較で52件の減少だった。

 ただ、大会第1~5日の平均気温が前回は32.2度だったのに対し、今回は30.3度。大会本部は「2部制の効果が見られるともとれるが、暑さそのものが昨年ほど厳しくなかったことも減少の要因として考えられる」と分析した。

 今大会の「午前の部」で最も遅い試合終了時刻は第2日の開星―宮崎商(延長十回タイブレーク)の午後1時31分だった。

 「夕方の部」で最も遅くなったのは、第4日の高知中央―綾羽(延長十回タイブレーク)で午後10時46分。試合時間が確認できる第35回(1953年)以降で最も遅かった。

 日本高校野球連盟の井本亘事務局長は「運営側として覚悟はしていたが、(時間を)常に気にしていた。いろいろと課題がたくさん出てきていると感じています」と話した。