第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は12日、第7日を迎え、2回戦3試合が行われる。第3試合では、県大会で…
第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は12日、第7日を迎え、2回戦3試合が行われる。第3試合では、県大会で「王者」を倒して甲子園切符をつかんだチーム同士の対決となった。
【大会第7日第3試合(13時00分)】
尽誠学園(香川)-東大阪大柏原(大阪)
大阪代表を14年ぶりにつかんで2度目の夏甲子園を決めた東大阪大柏原は、県大会決勝で大阪桐蔭という「王者」を延長タイブレークの末に下した。勝負強く戦ってきたチームの集大成でもあった。
尽誠学園は、準々決勝で今センバツ出場の伝統校・高松商を破り、決勝では3連覇を狙う英明を破って、9年ぶりの夏甲子園をつかんだ。ともに大きな「壁」を打ち破って乗り込む甲子園。どんな戦いとなるのか楽しみだ。
東大阪大柏原の土井健大監督は、オリックス、巨人でプレーした元プロ野球選手。履正社(大阪)では4番捕手として主将も務めていた。ベンチ入り登録選手20人を県大会で全員出場させ、毎試合継投で勝利してきた。監督の采配も、甲子園で花開くか。
尽誠学園は、近年では珍しくなったエースで4番の主将がいる。背番号1を背負う広瀬 賢汰投手(3年)は、最速143キロを誇り、香川大会では3完投を含め5試合33回を投げ、防御率0.82と安定していた。4番打者としても、打率は.375で、得点圏打率はなんと10割。投打にわたり「頼れる主将」が甲子園でも花開くか。