2025年夏の全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は9日、大会第5日を迎え、1回戦4試合が行われた。 第1試合では、…
2025年夏の全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は9日、大会第5日を迎え、1回戦4試合が行われた。
第1試合では、今センバツ8強の西日本短大付(福岡)が、延長10回タイブレークの末に4対3で弘前学院聖愛(青森)を破って、昨年に続き2年連続で初戦を突破した。10回表に押し出し死球で1点を勝ち越すと、その裏を無失点に切り抜けて勝利した。7回からリリーフした原 綾汰投手(3年)が4回をわずか2安打無失点に抑え、勝利に導いた。
第2試合では、春夏通じて初出場の聖隷クリストファー(静岡)が、5対1で明秀日立(茨城)に快勝。悲願の甲子園初出場初勝利を手にした。左腕エース・高部 陸投手(2年)が1失点完投勝利を挙げた。
第3試合では、佐賀北(佐賀)が青藍泰斗(栃木)に延長10回タイブレークの末に、5対4でサヨナラ勝ちし、2回戦進出を決めた。10回裏1死満塁から山下 泰槻外野手(3年)がスクイズを決めてサヨナラ勝ち。優勝した2007年の「がばい旋風」以来、18年ぶりとなる夏の甲子園1勝を手にした。
第4試合は、明豊(大分)が、6対2で市船橋(千葉)を破り、3年ぶりに初戦を突破した。藤 翔琉内野手(2年)が3回に中前への2点適時打を放って先制。6回には遊撃手としてスタメン出場の1年生の「怪物」、川口 琥太郎内野手(1年)が聖地初安打初打点をマークした。9回にもダメ押しの1点を加え、12安打で勝利をものにした。
10日は天候不良が予想されるため1回戦4試合が中止となり、11日に順延されることになった。