東京六大学野球リーグ単独3位の通算21本塁打を誇る男の活躍が止まらない!

10月26日(木)に行われたプロ野球ドラフト会議で、岩見雅紀(総4)が東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受けた。指名直後に日吉キャンパス内で行われた記者会見の模様は以下の通り。

多くの報道陣を前に記者会見が始まった

(岩見よりあいさつ)

慶應義塾大学の岩見です。2巡目が始まる前に監督と「もう1時間以上かかりますね」という話をしていたので、少しびっくりしました。あと何時間待つか、もしかしたらそのまま待ってもらって一緒に帰ることになるかもしれないと思っていたので、本当に素直に嬉しいです。

(大久保監督よりあいさつ)

監督の大久保です。本日はお集まりいただきありがとうございます。思っていたよりも名前が早く呼ばれたことに、岩見にはおめでとうと言葉をかけたいと思います。楽天ということで、監督が梨田さんで、私が近鉄に入団した時の監督ということもあり、非常に深い縁を感じております。また近鉄バファローズ関係者もたくさんいますので、大久保の教え子という目で見られますので、「お前何も教わってないんだな」という風にならないように、これから私生活も含めて厳しく指導したいと思います。

大久保監督(左)の横で笑みを浮かべる岩見(右)

−−大久保監督にお伺いします。岩見はどんな選手ですか

僕が就任して3年目ですけど、一番手をかけた選手じゃないかなと思います。そのくらいよく頑張ってくれました。性格的には体が大きいんですけど、気が優しくて力持ちみたいな、見たまんまという感じです。キャラクター的にも人気が出るんじゃないかなと思っています。

−−どのような指導や言葉をかけましたか

技術面に関しては、彼の良さを消さないようにという思いで接しました。特にああしろ、こうしろということは言ってないので、彼の努力でここまで来たと思っています。私生活の面では団体生活ということで協調性をしっかり持つようにと言っていました。野球のことよりそっち(生活)のことをメインに指導した結果が野球の方にもつながって、成長したのかなと思います。

−−プロで活躍した大久保監督だからこそかけたい言葉はございますか

この指名が決してゴールじゃないと伝えたいです。今回のドラフトでも100人前後指名されるんですけど、同じ数だけ引退されています。学生の時のように4年間、3年間保証されているわけではないので、そこをしっかりと肝に銘じて1年でも長くやってほしいです。本人が思っている“子供たちに夢を与えられる”活躍は彼にとってそれはホームランだと思いますので、そこをとことん伸ばしていってほしいなと思います。楽天さんは彼の長所を伸ばしてくれる球団だと僕は強く思ってますので、期待したいです。

 

笑顔で受け答えをする岩見

−−ご指名おめでとうございます。昨夜はよく眠れましたか

まだリーグ戦の途中なので練習して、そのままぐっすり寝ました。

−−指名される瞬間は想像していましたか

昨日の夜、予定が押してしまい練習が遅くなっちゃって、今日は5時前に起きて5時半から練習でした。朝も寝ぼけていて、想像していませんでした。グラウンドに入ったら、土日に早慶戦があるので、試合のことだけ考えて練習していました。想像する暇がありませんでした。

−−プロ野球選手という夢が叶って今率直にどのような気持ちですか

ちょっとびっくりという気持ちと、嬉しいという気持ち。この言葉に尽きます。

−−東北楽天ゴールデンイーグルスのイメージは

若い選手がたくさんいたり、震災の後優勝したり、勢いのあるチームだと思っています。去年、楽天にいかれた田中和基(元・立大)さんとは仲が良いので、色々聞きたいと思います。

−−憧れの選手はいますか

中学生ぐらいからヤンキースのA・ロッド選手のホームランに憧れて、あんなホームラン打ちたいなと思っていました。

−−プロ野球の世界ではどのような選手になりたいと思っていますか

A・ロッド選手を見たときにヤンキースで松井秀喜選手が活躍されていて、身体もすごく大きくて中学生の僕から見てメジャーリーグで4番を打つ人はすごいなと思いました。純粋にすごいという感情が湧いてきたのを覚えていて、野球選手としても人間としてもしっかりと成長して、野球少年に見本になってもらえるような選手になりたいと思います。

−−プロの夢がかなったことを誰に伝えたいですか

まずは両親と家族に伝えたいと思います。

−−どのようなことを伝えたいですか

ひとまずドラフトが終わったということと、まだ野球をやらせてもらえるということで、これからもよろしくお願いしますということを感謝の言葉を添えて伝えたいと思います。

−−大学4年間はどんな時間でしたか

まだリーグ戦も終わってないので、4年間については終わってから考えようと思っています。現状を強いて言わせていただくなら、人のご縁に恵まれたここまでだったと思います。

岩見(右)の発言で会場が笑いに包まれた

−−プロで活躍する大学の先輩たち(日本ハム・横尾選手、読売巨人・山本泰選手、広島カープ・加藤選手)と連絡は取っているか

たまにはあります。仲良くはさせていただいていたんですけど、あまり言葉数が多い方たちでないので僕がひっついていく感じでした(笑)一言「打てよ岩見ちゃん」と僕にとってうれしい言葉をいただきました。

−−同じパ・リーグで慶大卒の白村投手との対戦もあると思います

対戦させていただくことがあれば、敵同士ですので絶対に打つという気持ちで(打席に)立ちたいと思います。

−−チームメイトにかけたい言葉は

ただいまと、思ったより早く終わりましたと伝えたいです。明日の朝も早いので、それで終わると思います。

−−早慶戦に向けて指名が与えてくれるものはありますか

自信にはなると思うので、指名していただいたことに恥じないようなプレーをしなければいけないという責任はあるのかなと思います。でも僕個人の問題なので、チームはチームとして、慶應義塾大学の野球部の4年生岩見雅紀として、この土日をしっかり迎えないといけないという気持ちがあります。自分の想いは自分の中に留めておいて、週末を迎えたいと思います。

−−最後の早慶戦でどんな活躍をしたいですか

まずはチームが勝つことが大前提です。そのためにも僕が打てばそれがぐっと近づくと思うので、しっかり打って2連勝して、優勝したいと思います。

報道陣の前で握手を交わす大久保監督(左)と岩見(右)

−−プロ野球選手になる意気込みを教えてください

監督が先ほど言われたとおり、ここがゴールじゃなくまだまだ続くスタートラインにまだ立ててるかもわからないくらいのスタートだと思います。今日のことは今日のことで、喜ばせていただきます。でも喜びは僕の中に置いといて、もう一度しっかり週末に向けて、チームとして優勝に向かって一丸となって戦えるように頑張っていきたいと思います。

 

 

立大2回戦で中越本塁打を放った

岩見雅紀(いわみ・まさき)   

1994年7月10日生まれ。比叡山高を経て、総合政策学部4年。17秋立大2回戦で放った2ランホームランで今季7本目、シーズン最多本塁打に並ぶ。1㍍87㌢107㌔、右投右打、外野手。