◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 最終日(3日)◇能登カントリークラブ (石川)◇7142yd(パ…

最終日は31パット。河本力はグリーン上で苦しみリードを守れなかった

◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 最終日(3日)◇能登カントリークラブ (石川)◇7142yd(パー72)◇晴れ(観衆2126人)

初日から首位を守って1打リードで出た河本力は、池村寛世に3打差からの逆転を許し3年ぶり3勝目はならなかった。1番(パー5)でバーディを奪う好スタートを切ったが、3つ目を獲った6番(パー5)以降はチャンスを決めきれない。5バーディ、2ボギーの「69」にとどまり、優勝に2打及ばない通算22アンダー2位で終えた。

“完全優勝”に向けて臨んだ最終日は、2番、8番、9番(パー3)と短いバーディパットを次々と外した。「8番、9番に関してはショートしちゃって。ああいうところがまだまだ。本当に悔しい」。それでも後続に3打リードで折り返したが、勝負どころの後半に停滞する。

10番、11番(パー3)もショットでバーディチャンスを作りながら、最後の一打が決まらないグリーン上でイライラを募らせた。13番では3パットのボギーを喫し、14番(パー5)でイーグルを決めた1組前の池村に首位を奪われる。河本もその14番でバーディを取り返したものの、17番(パー3)では1.5mを外して再びの3パットボギー。池村との差は3打に開き、「バックナインで伸ばせないとやっぱり勝つのは難しい」とため息をついた。

勝負どころのサンデーバックナインで悔しい停滞

1打目を右フェアウェイバンカーに入れた最終18番(パー5)では、「セカンドを入れればまだあるかも」と、普段なら4Iを握るところを2Iで強振。ピンまで約3mにつけたが、2打目がカップインしなかった時点で決着がついた。このイーグルパットも入らずにバーディフィニッシュ。入れていれば、18番の通算最少スコアの選手に与えられるツアーホール賞(1600万円/均等割り)を長野泰雅と分け合えただけに「何もなく終わっちゃった。最後の(イーグル)パットを入れられないのがいまの実力。やりきれなかった」と肩を落とした。(石川県宝達志水町/石井操)