プロ初登板でサヨナラ負けを喫した巨人・森田駿哉(C)産経新聞社 巨人は7月31日の中日戦(バンテリン)で6-7のサヨナラ…

プロ初登板でサヨナラ負けを喫した巨人・森田駿哉(C)産経新聞社

 巨人は7月31日の中日戦(バンテリン)で6-7のサヨナラ負け。2点リードの9回に守護神ライデル・マルティネスが中日・細川成也に同点2ランを浴び、延長10回に力尽きた。

【動画】かわいそうすぎる…巨人・森田駿哉がサヨナラ犠飛を打たれたシーン

 その10回にプロ初登板を果たした2年目の28歳左腕・森田駿哉に対して、ファンからは同情の声が集まっている。わずか5球でサヨナラ負けを喫し、敗戦投手となった。結果以上に、その内容が「かわいそうすぎる」との反応が殺到した。

 きっかけは味方の拙守だ。緊張の初球を右翼ライン際の力ないフライに打ち取ったが、これを二塁手・湯浅大がのけぞりながら落球。これで無死ニ塁となると、その後は申告敬遠、犠打、申告敬遠で1死満塁に。最後はジェイソン・ボスラーに中堅にサヨナラの犠牲フライを浴びた。

 2023年のドラフト会議で巨人から2位指名を受け、26歳で入団した苦労人。昨年4月の左肘手術を経て、ようやくたどり着いた舞台であることを、ファンも理解している。SNS上では「悲劇すぎる」「あまりにも不憫すぎる」「何の嫌がらせですか?」「さすがに責める人はいないよ」「こんな可哀想な一軍初登板ありますか?」といった感想が寄せられた。

 自責点は0。「実質3アウト取ってるのに…」とXで見られたコメントの通り、応援する人々にとっても消化不良に終わったデビュー戦。巨人のプロ初登板投手がサヨナラ打を打たれ、敗戦投手になったのは2リーグ制以降、球団史上初めてのことだ。今回の悔しさ、もどかしさを、次回以降のマウンドで必ず果たしたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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