ヤクルトドラフト3位ルーキーの荘司はゲーム終盤を締める大事な役割を担っている(C)産経新聞社 勝負も後半戦に突入、ペナン…

ヤクルトドラフト3位ルーキーの荘司はゲーム終盤を締める大事な役割を担っている(C)産経新聞社
勝負も後半戦に突入、ペナントレースの行方とともに、そろそろタイトル争いも話題に上り始めた。
セ・リーグ新人王争いにおいては開幕は中継ぎスタートもシーズン途中に先発に転向、阪神のドラフト1位左腕、伊原陵人が安定したピッチングで評価を高めている。
【新人王中間】現時点で新人王候補は投打の2人
︎『ただ後半戦次第で”石伊もありえる
︎”』セリーグの新人王候補について考察します。
ここまで19登板(内、先発12登板)、5勝3敗、防御率1.59(28日現在)と新人離れしたマウンドさばきも評価されている。球界内でもセ・リーグ新人王争いに関して考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は28日に自身のYouTubeチャンネルに「【新人王中間】現時点で新人王候補は投打の2人!!『ただ後半戦次第で"石伊もありえる!!"』セリーグの新人王候補について考察します。」と題した動画を更新。セ・リーグの新人王争いに独自の考察を加えている。
動画内では投打に分けて複数の候補を挙げる中、ルーキー左腕伊原に関して、「抜けている」と表現。「先発もできる。リリーフにも適性がある。すごくチームにとっては貴重な戦力だよね」として、新人王の有力候補とした。
さらにヤクルトのドラフト3位ルーキー、救援左腕として存在感を発揮している荘司宏太もリストアップ。「なかなか打てないよ」「人のチェンジアップとは抜け方が違う」「独特だよな」としてグラブ側の右手を高く上げる変則的なフォームから繰り出されるチェンジアップが有効とし、打者目線においては「タイミングが取りづらい」と見る。
試合に関しても「荘司までいったら落ち着く」と非常に安定感のあるパフォーマンスが光るとした。
実際に荘司は今季、デビューから12試合連続無失点の球団新記録を樹立。その後、ファーム調整した時期もありながら、ここまで救援左腕として23試合に登板、1勝0敗、12ホールド、防御率0.76と圧巻の成績を残している。
26日の中日戦でも7回から2番手として登板、1回1安打無失点の好投、直後にチームが勝ち越しに成功し、プロ初勝利をマークしたことも話題を呼んだ。
そして野手に関しては中日のドラフト4位捕手、石伊雄太に関しても注目とした。
「バッティングが急成長した あと色々なことも覚えていってるし」と高木氏。後半戦の活躍次第では面白い存在になるとした。ほかにも動画内では巨人のドラフト3位ルーキー、荒巻悠についても言及している。
今後はペナント争いも佳境に入る中、各部門のタイトル争いの行方にも注目が高まっていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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