(28日、第107回全国高校野球選手権東東京大会決勝 関東第一7―1岩倉) 2年連続の甲子園出場をかけた一戦を見ようと、…
(28日、第107回全国高校野球選手権東東京大会決勝 関東第一7―1岩倉)
2年連続の甲子園出場をかけた一戦を見ようと、関東第一の一塁側スタンドには、昨夏の甲子園で学校史上初の準優勝を果たしたメンバーも駆けつけた。大学のテストや課題提出の合間を縫って、応援に駆けつけた卒業生が少なくなかった。
昨夏の神村学園(鹿児島)との準決勝。九回2死一、二塁の守りで劇的なバックホームで走者を刺した中堅手・飛田優悟さん(19)は「自分たちの代より能力が高い。束になってぶつかっていけば、必ず勝てると思います」とメガホンを片手に熱いエールを送っていた。
完投した坂本慎太郎投手(3年)から、今夏のメンバー発表後に電話をもらったという。坂本選手の背番号は、自分がつけていたものと同じ8。「同じ8番として、頑張れよ」とエールを送ったという。
正捕手だった熊谷俊乃介さん(18)も応援にかけつけた。「神宮に来ると、高校野球って改めていいなと思う。すごく楽しかったし、憧れの甲子園でプレーできて本当に良い経験ができた」
この試合、先発した中浜一葵(かずき)捕手(同)とは、昨年の年明けから野球部を引退するまで、寮で同室だった。退寮する際、熊谷さんが夏の甲子園で使ったキャッチャーミットを譲ったという。
今夏、中浜選手がそのミットを使ってくれているのを試合の中継を見て知った。「使いやすくて自分も思い入れがあるグラブだから、お守りになってくれたら。グラブを使って、頑張って甲子園でも勝ち進んでほしい」と話した。
昨夏のエースで、千葉ロッテの坂井遼(はる)投手(19)の姿もあった。この日、投打で活躍した坂本選手に夏の大会前、「頑張れ」とメッセージを送ったという。
昨夏のチームで唯一、プロの世界に進んだ。「高校野球は自分の将来が決まった場所。色々なことを教わったし、何よりも仲間意識が強くなった」と振り返った。
昨年の甲子園では、決勝までの全5試合に登板した。「すごいことだったんだなと自分でも思うことがある。でも自分たちができるなら、次の代もできる。後輩たちも頑張ってほしい」と甲子園での活躍を願った。=神宮(佐野楓)