第107回全国高校野球選手権群馬大会(朝日新聞社、群馬県高校野球連盟主催)は25日に上毛新聞敷島球場で準決勝を迎える。…

 第107回全国高校野球選手権群馬大会(朝日新聞社、群馬県高校野球連盟主催)は25日に上毛新聞敷島球場で準決勝を迎える。第1試合は今春の関東大会で優勝した昨夏の代表校・健大高崎と昨秋の関東大会ベスト8の東農大二、第2試合はノーシードから快進撃を続ける高崎と、4年ぶりの甲子園をめざす前橋育英がそれぞれ対戦する。

■健大高崎、鉄壁の投手・守備陣/東農大二、チーム打率3割6分8厘

 健大高崎は3試合23イニングに6人の投手が登板し、失点0の鉄壁の投手陣を誇る。奪三振19に対し与四死球は4。捕手の小堀、遊撃手の加藤、中堅手の石田のセンターラインが安定している。

 チーム打率は3割5分9厘。杉山、石田、神崎の3人が本塁打を放っている。肝心な場面で得点でき、試合巧者ぶりが際立つ。今春の選抜大会4強、関東大会優勝とめざましい成績を残しているが、青柳博文監督は「夏は相手も執念で向かってくるので怖さを持って毎回臨んでいる」。

 東農大二も投手力が高い。大会注目右腕のエース山田、左のエース蛭川を中心とした投手陣が失点5。奪三振計23は4校のうち最多だ。山田は大会序盤から本調子ではなかったが、徐々に取り戻してきた。打者のタイミングを外す独特のフォームから投じる蛭川は強打のチームに有効だ。

 チーム打率は4校中最高の3割6分8厘。3回戦の中央中等戦、準々決勝の前橋商戦で1イニングに大量得点の場面も。1番・飯塚は4校全選手同率トップの6割6分7厘。2番・宮崎、3番・荒井も4割超と好調だ。

■高崎21年ぶり4強、勝ち抜く力/前橋育英、3割超の打者ずらり

 4連勝して21年ぶりに準決勝進出した高崎。1回戦の群馬高専戦では6―4で逆転勝ち、3回戦でライバルの前橋に延長十回タイブレークの末に9―8でサヨナラ勝ち。厳しい試合を経験し、大会中に力をつけている。

 打線は、打率4割以上の植松、谷口ら下位打線が好調。中軸の塩谷、広沢の中軸も3割を超す。4番・黛はパワーがある。投げては、エース黒田が準々決勝の桐生第一戦で2失点完投勝利を果たした。黒田は威力ある130キロ台の直球と制球の利いた変化球が武器。

 前橋育英は打率3割以上の打者がずらりと並ぶ。しかも準々決勝までの3試合はいずれも好投手を攻略してきた。1年生の3番・新井は打率5割5分6厘。準々決勝で勝ち越し本塁打を放つなど楽しみな存在だ。4番の原田は厳しく攻められながらも3割6分4厘。4安打のうち3本が二塁打だ。

 守備では無失策の堅実さが際立つ。新井、狩野の二遊間コンビは守備範囲が広い。投手はエース左腕の片岡、本格派右腕の井沢を中心に失点4。攻守のバランスが良く、勝負強さも光る。