(24日、第107回全国高校野球選手権大阪大会準々決勝 東海大大阪仰星8―0豊中=7回コールド) 78年ぶりの準々決勝に…

(24日、第107回全国高校野球選手権大阪大会準々決勝 東海大大阪仰星8―0豊中=7回コールド)

 78年ぶりの準々決勝に挑んだ豊中。スタンドには授業の後に駆けつけた生徒や卒業生、保護者ら多くの人が応援に訪れた。

 相手は昨夏準優勝の東海大大阪仰星。捕手の中原健吾主将(3年)は試合前、仲間に「実力では相手が上。でもとにかく攻めて、楽しんで野球しよう」と声をかけた。

 変化球を主体にしてリードしたが、見極められて序盤から失点が重なった。4点をとられた後の五回から配球を直球主体に切り替え、その回は三者凡退に抑えた。だが、六回に打者一巡の猛攻を受けてコールド負けとなった。

 試合後の表情は晴れやかだった。練習の効率を最大限にするため、ウェートトレーニングやストレッチなど一つ一つに集中して取り組んできた。その成果が発揮された8強入りだと感じた。「このメンバーで、こんなに長く野球をできたことに誇りをもっている」と笑顔で話した。(西崎啓太朗)