「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

伊藤 翔 いとう・しょう
徳島インディゴソックス
投手・右投右打・176センチ72キロ・1999年2月10日生(18歳)

 

 横芝敬愛高卒1年目。独立リーグ・四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスでローテーションの中心を担った最速152キロ右腕。回転数を伴ったストレートのみならず、縦方向にキレるスライダー・フォークに、徳島インディゴソックス入団後に磨いたツーシームなど変化球の精度も高い。

 千葉県匝瑳市出身の伊藤は市立栄小1年時に軟式・千潮スポーツ少年団で野球を始め、市立野栄中では九十九リトルシニアでプレー。ここでは捕手を除く全ポジション経験を持つマルチプレイヤーだった。

 才能が開花し始めたのは横芝敬愛高に進学してから。海・山共に恵まれた環境を利用した練習を積み重ねたことで2年夏までに140キロ、3年春で143キロに球速を伸ばすと3年6月には最速147キロまで到達。最終学年では公式戦での勝利に恵まれなかったものの、好素材を買われ、徳島インディゴソックスから四国アイランドリーグplusドラフト1位指名を受けた。

 今年は開幕前のオープン戦から140キロ後半を連発し先発ローテーション入り、4月に自己最速149キロを出すと、5月には150キロを超え。前期だけで4勝(2敗)防御率2.50でチームの前期優勝に貢献した。後期はチームが最下位と苦しむ中にあっても4勝2敗と安定。終盤にはゲームメイク力も向上し、リーグ最終成績は16試合登板で8勝4敗。103回を投げて97奪三振・防御率2.18の3部門はすべてリーグトップ3の数値を残している。

 ポストシーズンでは香川オリーブガイナーズとのリーグチャンピオンシップで2完投勝利1完封で防御率0.50。続くルートインBCリーグ・信濃グランセローズとの日本独立リーググランドチャンピオンシップでも2試合14回を投げて1勝・防御率0.63で2大会連続MVPを獲得し、短期決戦での勝負強さも見せた伊藤翔。

「一日も早くNPB一軍のマウンドへ」への準備は、すでに万端だ。