◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 事前情報（22日）◇ダンドナルドリンクス (スコットラン…
◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 事前情報（22日）◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6538yd（パー72）
勝みなみは6月末「ダウ選手権」（予選落ち）に出場してから、日本→フランス→日本→イギリス…と長距離移動を繰り返した。「いま、どこだっけ？」と目まぐるしく試合をこなし、さすがに体もヘトヘトだった。
2週前「エビアン選手権」（フランス・エビアンリゾートGC）を68位で終えた後、前週は国内女子「明治安田レディス」（宮城・仙台クラシックGC）出場のため一時帰国。予選落ちに終わったが、週末も予定をこなして1泊だけ自宅のベッドで体を休めた。目が覚めたら再び渡航の準備。今週「スコットランド女子オープン」から次週メジャー「AIG女子オープン（全英女子）」（ウェールズ・ロイヤルポースコールズ）の2週を戦うため、月曜（21日）の夜に日本を出た。
現地時間月曜の深夜にホテルに着くと、火曜は午前9時にはコースに入って練習とラウンド。もともと18ホールを回ろうと思っていたが、「全然、ムリ」と9ホールで諦めた。「時差が戻りそうで、戻らない中で帰って来ているから、中途半端で…キツいです」と肩を落としつつ、ラウンド後も練習へ。「体調を見ながら頑張っていきたいなと思うんですけど…」。前週「明治安田レディス」2日目を66で回った好調さをキープしたい。
今季は5月までに2度のトップ10入りがあったが、6月メジャー「全米女子オープン」（予選落ち）以降は上位に入れていない。本大会は3度目の出場で、昨年48位、23年は28位と4日間を戦い切った。「風が吹いていた方が好き。風のせいにできるから、気楽な気持ちでできるんですよ」とリンクスの強敵である吹き抜ける風も怖くない。「先週は初日が良くなくて予選落ちしてしまったので、まず4日間プレーしたい」とことしも週末まで戦い切ることが第一目標だ。
あすはプロアマが入っていないため、開幕までに体力を温存しつつ最終調整。「今週は運気を貯めて。体もイギリス仕様にしたい」と握ったガッツポーズが、ちょっとだけ弱々しい。次週の全英女子に向けて、まずは体内時計をイギリスに合わせることが最優先だ。（スコットランド・アーバイン／谷口愛純）
