(22日、第107回全国高校野球選手権大阪大会5回戦 履正社11―2三国丘=7回コールド) 「投手は、自分から勝負をし…
(22日、第107回全国高校野球選手権大阪大会5回戦 履正社11―2三国丘=7回コールド)
「投手は、自分から勝負をしかけられる」
五回表のマウンドに上がった三国丘のエース、吉満晴人投手(3年)は辻英生監督に言われた言葉を思い出していた。
一昨年の優勝校、履正社を相手に四回表までに6失点。だが、その裏に仲間が2点を返してくれ、4点差になっていた。
「ここで切り替える」。そんな思いで、4番打者に対して、勝負をしかけた。内角への直球で押す。3回のファウルを含むカウント0―2からの5球目で三振を奪い、雄たけびをあげた。
ストライクの球で打者に勝負をしかけるため、練習では制球に重きを置いてきた。体重を入学時の76キロから92キロに増やし、筋力トレーニングにも力を入れて安定感を手にした。
4回戦までの3試合では計26回3分の1を投げ、25三振。履正社戦に向けては「負けてもいい。逃げてちゃおもしろくない。自分の力がどんなもんか試してやる」。そんな気持ちで臨んだ。
五回は無失点に抑えたが、六回に2点、七回に3点を失ってコールドでの敗戦。試合後、「最後まで楽しんで投げ切った」と言ったが、その目には涙がにじんでいた。
「やっぱり、打たれるのは悔しい」(松尾葉奈)