脚力が自慢の中日・尾田剛樹(C)産経新聞社 夏の昇り竜が止まった。 中日は7月20日のDeNA戦(バンテリン)で延長10…

脚力が自慢の中日・尾田剛樹(C)産経新聞社

 夏の昇り竜が止まった。

 中日は7月20日のDeNA戦(バンテリン)で延長10回の末に、3-5で敗れた。勝利目前だったが、9回、10回にそれぞれ2失点。連勝は「7」で止まり、借金は5となった。

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 「捕れる!」そう思った竜党の歓声は、悲鳴に変わった。2点リードの9回。代役守護神・清水達也が連打と送りバントで招いた1死ニ、三塁のピンチ。DeNAの代打・京田陽太にレフトにはじき返された。

 左翼手は8回から守備固めに入っていた尾田剛樹。懸命に前進氏が、ラインドライブのボールは伸ばした右手のグラブをすり抜け、フェンスまで転々…二者の生還を許し、追いつかれてしまった(記録は三塁打)。

 2019年以来の8連勝への期待が立ち消え、頭を抱えるドラゴンズファンを横目に、中継した『DAZN』で解説を務めた球団OBの湊川誠隆氏は、「突っ込むなら、飛び込まないと。ボールとすれ違う感じになっちゃった」と指摘した。

 三塁走者はベースにつき、二塁走者はハーフウェーに位置していた。打球を待つか、飛び込むかして、体で止め、前にこぼすだけにできたら、この局面の失点は1だけにとどめられたはずだ。

 当然、竜党からは手厳しい声がSNS上で飛び交った。「紙一重のプレイ」と理解した上で、「何やってんの」「信じられん」「それはない」「後ろに逸らすのは一番ダメなパターン」「そういうの減らさないとキツいよなぁ」などと、ボヤキが止まらない様子だ。

 一昨年の育成ドラフトを経て、昨季開幕直前に支配下登録された24歳。今季は少ない出番の中、すでに昨季を超える5盗塁をマークと、成長の足跡は残している。だからこそ、厳しい視線が向けられるのも仕方ない。

 試合後の尾田は、目元をユニホームの袖でぬぐい、泣いているように見えた。湊川氏は「これも勉強ですよね」と奮起を促した。7連勝でストップという高い高い代償をを払った。この悔しさをバネに、這い上がるしかない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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