◇メジャー最終戦◇全英オープン 3日目（19日）◇ロイヤルポートラッシュGC（北アイルランド）◇7381 yd（パー7…
◇メジャー最終戦◇全英オープン 3日目（19日）◇ロイヤルポートラッシュGC（北アイルランド）◇7381 yd（パー71）
メジャー13大会ぶりの予選通過はもちろん、3試合ぶりに決勝ラウンドをプレーできるのはやっぱりうれしい。「土日になにもしないっていうのは、悔しいので」。金谷拓実は序盤からバーディを重ね、一時は12位までスコアボードを駆け上がった。
2日目を「72」で回り、通算1オーバー51位で予選を突破した。メジャーでの予選通過は2019年「マスターズ」以来。PGAツアーを戦う今季は、19試合中13試合で予選落ちしていた。「本当に疲れるので、土日に何もしないって。プレーできるのは本当にうれしい」と久々の週末をよろこんだ。
午前9時55分スタートの3日目は、前日の雨で柔らかくなったグリーン、天候も落ち着ついて晴れ間がのぞく好条件。「スコアを伸ばしやすい状況だった」と前半で3つ伸ばした。1番は3パットを叩いてボギー発進としたが、2番（パー5）、3番（パー3）と3m前後のチャンスを作って連続バーディ。8番もフェアウェイから1m強、9番で再び4mのバーディパットを沈めて前半「33」をマークした。
12番（パー5）のバーディで通算3アンダーとトップ10が見える位置までスコアボードを駆け上がったが、勢いはそこでストップ。13番（パー3）でティショットを奥に外してボギーを叩くと、15番はティショットを右に曲げ、10m弱から3パットでボギーとした。「69」と2つ伸ばしたが、通算1アンダー44位は物足りなくもある。「終盤ボギーが続いて悔しいですけど、またあした良いプレーをして終われるように」と切り替えた。
「もっともっと上位でプレーしたら、さらに成長できると思う」。予選通過の壁をひとつ超え、次は上位で戦う週末を目指す。「まだあと1日ある。しっかり自分らしいプレーをして終わりたい」と、最後までアグレッシブに上を目指す。（北アイルランド・ポートラッシュ／谷口愛純）
