朝日新聞社と朝日放送(ABC)テレビの高校野球総合情報サイト「バーチャル高校野球」は、2015年のライブ配信開始から1…

 朝日新聞社と朝日放送(ABC)テレビの高校野球総合情報サイト「バーチャル高校野球」は、2015年のライブ配信開始から10周年を迎えた。

 15年7月19日、第97回全国高校野球選手権大会の沖縄大会決勝で、バーチャル高校野球として初めて大会映像のライブ配信を実施した。この年、地方大会のライブ配信数はわずか26試合。そこから「高校野球を動画やニュースでいつでもどこでも楽しめるサービス」をめざし、夏を迎えるごとにライブ配信試合数を増やしてきた。

 スポーツメディア「スポーツブル」(https://vk.sportsbull.jp/koshien/)で展開を始めた18年には約700試合、スポーツ総合サイト「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_vk/)と連携した22年には約3200試合に増加。23年には、初めて地方大会から全国大会までの全3482試合を網羅して配信することに成功した。

 バーチャル高校野球のコンテンツは、全国選手権大会のライブ配信だけではない。テキスト速報や最新記事など、球児の奮闘を様々な形で伝えてきた。

 その取材対象は日本国内だけにとどまらず、24年には東南アジアでの野球振興を目的としてインドネシアを舞台に開かれた「第1回アジア甲子園」の動画コンテンツを発信した。

 フィールドディレクターの斎藤佑樹さんによる取材企画「斎藤佑樹『未来へのメッセージ』」では、台湾の強豪校を取材するなど、海外の高校世代の野球事情も発信してきた。

 そして、今年は9月5日から沖縄県で開催される第32回U18野球ワールドカップをライブ配信することが決定。高校野球の魅力を伝えるサービスとして成長を続けていく。