オールスター戦に初出場したカブスのピート・クロウ=アームストロング(C)Getty Images カブスの新鋭で“PCA…

オールスター戦に初出場したカブスのピート・クロウ=アームストロング(C)Getty Images

 カブスの新鋭で“PCA”の愛称で親しまれるピート・クロウ=アームストロング。同選手が現地時間7月15日にアトランタで開催されたオールスター戦中に発したメッセージが、ファンの間で「本当に素敵」と脚光を浴びている。

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 ナ・リーグMVPの有力候補にも挙がっている23歳は、オースター戦にナ・リーグの「9番・センター」で先発出場。2回にはカルロス・ロドン(ヤンキース)から右翼へ二塁打を放ち、存在感を見せた。

 直後の3回、中継局のマイクを装着して、インタビュアーから「PCAみたいになりたい子どもたちに何を伝えますか?」という質問に対しての返答を、『MLB Japan』公式Xがクローズアップした。

 クロウ=アームストロングは「君たちは、まさに君たちとして、あるべき姿でいてほしい。そう思っている」と切り出し、自身の少年時代に触れ「僕はいつも他の人を真似しようとしていた。でも、それでは自分自身へ目を十分に向けられなかったんだ」と振り返った。続けて時折、息を弾ませながらこう言った。

「自分をもっと素晴らしくする。自分だけの良さを見つけてほしい。僕はそれが本当に重要だと思うんです。このスポーツ(野球)をする上でも、それ以外でも同じ。理解してほしいのは、それぞれ特別で、個性的なんだということを知っていくことが重要だと思う」

 約30秒の中に詰め込んだ極上メッセージ。ファンは胸を打たれるとともに、23歳の人間性を手放しで賞賛した。

「この若さで初出場したオールスターのプレイ中にこれだけの言葉が出てくるの本当に素敵だよ」
「まさにPCAのプレースタイルや人柄を反映した心温まるメッセージ!」
「リアルな思いが野球少年の心にブッ刺さる こういうの最高!」

 前半戦は打率.265、25本塁打、71打点に加え、27盗塁と足でも見せた“PCA”。プレーだけでなく、その言葉も要チェックだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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