怪我人多発の投手陣だけでなく、ベッツの不調も不安視されている(C)Getty Images 多くのドラマが生まれた202…

怪我人多発の投手陣だけでなく、ベッツの不調も不安視されている(C)Getty Images

 多くのドラマが生まれた2025年シーズンの前半戦。主要メディアがその戦いぶりを振り返っている。

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 現地時間7月17日、米スポーツ専門局『ESPN』のデビッド・シェーンフィールド記者は、「今年ここまでMLBを席巻した10のストーリーライン」と題し、前半戦を総括。その中で大谷翔平や山本由伸、佐々木朗希ら日本人選手が多く所属するドジャースに関しては、開幕時の期待と裏腹な、厳しい見解が示された。

 まず記事内では、「ドジャースが無敵だ…いや、ただ非常に良いチームだ…いやいや、実際のところ凡庸だ」と目まぐるしく評価が変化するスター軍団の前半戦を表現。球団史上初の開幕8連勝をマークした時点では、「史上最高のチームの一つになるかもしれない」と期待が高かったものの、「実際はそんなことなさそうだ」と辛辣に綴っている。

 58勝38敗で後半戦に入ったドジャースだが、その内容に関しては、「投手陣の怪我が相次ぎ、ムーキー・ベッツやマイケル・コンフォートの成績も低迷するなど、一貫性のない前半戦だ」と酷評。「オールスター前の2勝7敗という不振が問題をいくつか浮き彫りにした」とも続けており、決して盤石ではないチーム状況と見ているようだ。

 具体的には、「ベッツがOPS.700を下回れば、フレディ・フリーマンも直近32試合で打率.197、1本塁打と苦しんでおり、タナー・スコットは7度のセーブ失敗」と主力選手の現状を不安視。「防御率で先発投手陣はMLB全体20位、救援陣は24位だ。おまけに、今季すでに35人もの投手を起用している」とその苦しい台所事情を分析していた。

 最後は、「ドジャースが2000年ヤンキース以来初のワールドシリーズ(WS)連覇に挑戦する10月、もう一度振り返ろう」と締めたシェーンフィールド記者。果たして名門ドジャースは、今後の戦いでこれらの不安要素を払拭できるのか、後半戦の動向にも注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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