<全国高校野球神奈川大会:桐光学園5―1武相>◇18日◇4回戦◇サーティーフォー相模原球場 武相が桐光学園に1対5で敗れ…
<全国高校野球神奈川大会:桐光学園5―1武相>◇18日◇4回戦◇サーティーフォー相模原球場
武相が桐光学園に1対5で敗れ、4回戦で涙を飲んだ。1点を追いかける8回には森山 惇内野手(3年)の犠飛で同点に追い付き、試合は延長タイブレークに突入。しかし、10回に4点を許して桐光学園の前に屈した。
エース左腕の八木 隼俊選手(3年)は走者を出しながらも要所を抑える好投。打者のインコースに臆せず投げ込み、9回1失点にまとめげた。しかし延長タイブレークの10回に2本の適時打を許して4失点。味方も無得点に終わり、最後の夏を終えた。
「もうできることはやりきった。このメンバーと野球が出来ないことを考えると寂しいけれど、後ろを振り返っても仕方がない。最高のメンバーに出会えたので、それぞれの道を互いに応援したいです」
1年時から公式戦のマウンドを経験。最後の夏もエースナンバーを任され「信頼されている分、結果で恩返ししたかった。監督を甲子園に連れていきたかった」と言葉を詰まらせた。マウンドを譲ることなく10回166球の熱投。最後の最後まで腕を振り続けた左腕は、「夏は一味違うなと実感した。この夏が来ないのは悲しいですが、この先の人生につなげていきたい」と涙ながらに振り返った。