大谷への敬意を惜しみなく語ったマチャド。(C)Getty Images 球界屈指の偉才を持つ大谷翔平(ドジャース)に対し…

大谷への敬意を惜しみなく語ったマチャド。(C)Getty Images

 球界屈指の偉才を持つ大谷翔平(ドジャース)に対しては、ライバル球団の大砲ですらも、賛辞が漏れる。パドレスのマニー・マチャドは、二刀流スターに対する持論を惜しげもなく語った。

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 何気ない会話の中で飛び出したのは、称賛の言葉だった。現地時間7月14日に行われたオールスター戦前日の恒例となっているメディアデーで、米スポーツ専門局『ESPN』などの取材に応じたマチャドは、「彼(大谷)はまた、二刀流でトップになろうとしているけど、どう思う?」と問われると、「ごめん、『また』ってどういうこと?」と一喝。続けざまに荒っぽい口調で、「彼は(手術を明けて既に二刀流を)やってのけただろ! それを『また』ってどういうことだ!?」とリポーターを問い詰めた。

 たまらずリポーターが、「すみません、二刀流選手として活躍『し続けている』ですね」と訂正すると、マチャドは「それならいいよ。継続できるかはとても大変なことだと思う。俺たちはずっと『流石に厳しいんじゃないか?』って言ってきた」と指摘。その上で、世間の予測を凌駕する大谷の才覚を褒めちぎった。

「だけど、今のあいつを見てみてくれよ。これからも同じようにやれるさ。だからさ、『(二刀流を)ずっと継続できるか』ってどういう意味なんだって。あいつは世界最高の選手の一人だぞ。何を聞いてるんだよ。あいつは“ビースト”だよ(笑)」

 大谷の異能性を独自の言い回しで強調したマチャドは、さらにリポーターから「普通の選手は復帰してから投げるだけで大変でしょ?」と切り返され、「そうだよ。すっごく大変なことだよ。普通じゃない」と返答。そして、こうも続けた。

「なぁ、よく聞いてくれ。もう一度言うぞ。これは彼がアメリカに来る時の話だけど、誰もが、『彼が日本でやってきたこと(二刀流)は絶対にムリだ』と言っていたし、思っていた。だけど、彼は人々の期待を遥かに超えたんだよ。それなのに今さら何を疑うんだよ。つまりあいつは絶対に大丈夫だって俺は思うよ。またすぐに当たり前のように良くなるよ」

 し烈な関係にあるライバルとしての垣根を越えても称賛に値する――。マチャドの敬意に溢れた言葉は、大谷の稀有な価値を大いに物語るものだった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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