(16日、第107回全国高校野球選手権徳島大会1回戦 城南4―1富岡西) 富岡西と城南は、5月18日に練習試合を2試合…

 (16日、第107回全国高校野球選手権徳島大会1回戦 城南4―1富岡西)

 富岡西と城南は、5月18日に練習試合を2試合行い、1勝1敗だった。

 わずか2カ月後に直接対決することになった夏の初戦。序盤は好機に打線がつながった城南がリードを奪う。追いかける富岡西は得点圏に走者を進めるものの、あと1本が出ない。

 対戦が決まってから、富岡西は城南の十川(そがわ)大和投手(3年)を入念に研究したつもりだった。だが、「練習試合の時とも違い、低めの変化球がよかった」と富岡西の亀島充起主将(3年)。十川投手の投球数が9回で139球に上るまでファウルなどで粘ったが、「とらえきれなかった」と絞り出すように語った。

 この日放った安打は富岡西が6本、城南が7本。「同じような実力だったと思うのですが、向こうが好機で粘り強さが出て、こちらは力が入ってしまった」と井河宏文監督も残念そうだった。(鈴木史)