（14日、第107回全国高校野球選手権西東京大会、田無7―2上水） 上水は息の合った守備の連係で、本塁上のクロスプレーを…
（14日、第107回全国高校野球選手権西東京大会、田無7―2上水）
上水は息の合った守備の連係で、本塁上のクロスプレーを何度もアウトにした。
まずは一回裏。三塁走者がタッチアップを試みるが、右翼手の伊藤淳也(3年)が好返球でタッチアウト。二回には、1死一、三塁から投前に転がったバントのボールを、投手の中村桜芽(同)が素早くさばき、スクイズを阻止した。その後も、本塁を狙う走者を内外野の連係でアウトにするプレーが続いた。
この試合、本塁を守った捕手の北野正悟（2年）は、公式戦でマスクをかぶったのは初めて。外野手との兼任のため、捕手経験は豊富ではなく、「タッチプレーは苦手だった」という。それでも、前日にも守備練習に力を入れ、「絶対にアウトにしてやる」と臨んだ試合だった。
主将でもある中村は、何度もピンチを救ってくれた守備陣に「ありがとうしか言えない」と感謝の言葉を述べた。=１４日、Gタウン（岡田昇）
