(14日、第107回全国高校野球選手権鹿児島大会2回戦 神村学園7―0鹿屋工=7回コールド勝ち) マウンドに上がった神…

 (14日、第107回全国高校野球選手権鹿児島大会2回戦 神村学園7―0鹿屋工=7回コールド勝ち)

 マウンドに上がった神村学園の先発、早瀬朔(3年)は思い切り腕を振って、重圧をはねのけた。

 「1球ごとに魂を込めた」と語った。

 チームは2年連続で夏の甲子園に出場し、いずれも4強入り。昨夏の準決勝の関東第一(東東京)戦では、九回の同点のチャンスで相手中堅手の見事なバックホームに阻まれて敗れたが、全国有数の強豪に成長した。

 甲子園でも投げた早瀬は「高いレベルを見せてもらったし、日本一が少しでも見えた以上は、日本一を狙わないといけないチーム」と言い切る。

 新チームで4季連続の甲子園出場をめざし、エナジックスポーツ(沖縄)と戦った昨秋の九州大会1回戦は1―2で惜敗。選抜大会出場を逃した。

 正林輝大ら強打者が並んだ昨年までは打撃が売りだった。「今年は弱いです。昨年が基準になっているので、そこに比べたら物足りない」と小田大介監督。

 だからこそ、早瀬ら投手陣を中心とした守りがより重要になった。

 背番号「1」を背負った右腕は、冬の期間に1日6食を食べて体重を10キロ増やした。筋力トレーニングも並行し、春の県大会で150キロを計測した。

 この日もコーナーを突く直球に力があり、複数のプロ球団スカウトが見守る中、7回を76球で9奪三振、無失点。守備陣も無失策だった。

 チームは初戦を突破し、2年前の鹿児島大会1回戦から県内公式戦の連勝を28に伸ばした。

 「負けられないプレッシャーの中で勝つことが日本一にもつながる。3年生の意地を見せたい」=平和リース(室田賢)