<第107回全国高等学校野球選手権滋賀大会:八幡商8-7彦根東 >◇13日◇2回戦◇HPLベースボールパーク 伝統公立校…
<第107回全国高等学校野球選手権滋賀大会:八幡商8-7彦根東 >◇13日◇2回戦◇HPLベースボールパーク
伝統公立校同士の対決ということもあり、多くの観客が球場に詰めかけた一戦。試合は展開が二転三転する大激戦となった。
八幡商は最速144キロ左腕のエース・川﨑 陸翔投手(3年)。だが、本調子ではなく、ストレートの球速は130キロ前半に留まる。それでも変化球を交えながら打たせて取る投球を見せ、5回を1安打無失点としっかり試合を作った。
川﨑が5回で降板するのは試合前からのプラン通り。打線も5回までに3点を奪い、試合を優位に進めていた。
6回からは好調の田上 晴也投手(2年)に継投したが、これが裏目に出る。味方の失策で先頭の出塁を許すと、そこから制球を乱してしまい、1回持たずに5四球。140キロの速球を投げるなど、ポテンシャルの高さを見せつけたが、7失点で逆転を許してしまった。
これで流れは一気に彦根東に。八幡商は7回裏に無死満塁のチャンスを生かせずに無得点に終わるなど、苦しい展開が続く。
それでも諦めない八幡商は8回裏、途中出場の河井 太記内野手(2年)の2点適時打などで1点差に迫り、なおも二死一、二塁とチャンスが続く。
ここで彦根東の小島 義博監督は粘り強い投球を見せてきた新 晃成投手(3年)に代えて、1年生左腕の川村 親次郎投手をマウンドに送った。川村は緩急を使った投球が持ち味。フライアウトを打たせることを期待しての起用だった。
一方の八幡商は背番号3の出口 智輝内野手(3年)を代打に送る。1回戦では5番一塁でスタメン出場していたが、この日はリリーフ登板を見据えてベンチスタートとなった。
出口は左投手を得意とする選手。「後ろにつなごうと思っていました」という出口は2ボール1ストライクから高めに浮いたチェンジアップを捉え、中堅手の頭上を越える2点適時二塁打を放って、試合をひっくり返した。
その出口は9回からマウンドへ。最速136キロのストレートとスライダーを軸に無失点で試合を締めた。
苦しい試合を勝ち切った八幡商。「勝って反省できるのは大きい」と小川 健太監督は胸をなでおろした。
3回戦ではシード校の彦根総合と対戦する。実力校同士のハイレベルな戦いが見られそうだ。