(14日、第107回全国高校野球選手権宮崎大会2回戦 都城5―4鵬翔) 五回1死二塁のピンチを切り抜けると、右手の拳を…

 (14日、第107回全国高校野球選手権宮崎大会2回戦 都城5―4鵬翔)

 五回1死二塁のピンチを切り抜けると、右手の拳を天に突き上げ、仲間を鼓舞した。鵬翔の伊藤聖投手(3年)は、闘志を前面に出した投球でこの回まで無失点と好投した。

 「去年負けた先輩の分まで」との思いがあった。鵬翔は昨夏、初戦で都城と対戦。9点という差をつけられて敗れた。

 この日はスライダーも低めに決まり、遊撃手の宮川颯太主将(3年)は「気迫のこもった投球でチームを鼓舞し堂々と投げていた」とたたえた。

 だが六、七回は相手打線に4安打を浴びるなど3失点。それでも1点リードでマウンドを降りた。

 試合は八回に逆転を許して敗れた。今夏は1点差。試合後は、こみ上げる思いをこらえたような表情で「ただ悔しい」。最後まで一緒に全力を尽くした仲間へは「わがままで迷惑かけたけど、ありがとうと言いたい」。(奥正光)