(13日、第107回全国高校野球選手権宮城大会1回戦 仙台商5―2日本ウェルネス宮城) 「流れを変えよう」。2点差を追…

 (13日、第107回全国高校野球選手権宮城大会1回戦 仙台商5―2日本ウェルネス宮城)

 「流れを変えよう」。2点差を追う七回、先頭の打席に立った日本ウェルネス宮城の佐藤泰河捕手(3年)は、直球を右方向に思いっきり振り、安打を放った。

 六回、2死一塁の場面で、仙台商の盗塁を刺した直後。仲間の犠打などで三塁まで進み、流れが変わりかけたが、あと1本が出なかった。

 春までは背番号12。だが、この夏は正捕手として2番を背負った。「1桁の重みを感じたが、自信にもつながった」

 この日はタイプの異なる左右5人の投手をリード。「投手が一番自信のある球を考えながら、打者を見て配球した」

 日本ウェルネス宮城は昨秋に県大会出場を逃し、春は県大会初戦敗退。エラーが出ると雰囲気が悪くなることが課題だったが、春の敗退後に「チームでまとまって、夏は絶対に勝とう」と話し合った。

 初戦の相手は昨夏4強の仙台商。仙台商に多い右打者への配球をどうするか、チームで対策して「自信を持って試合に臨んだ」が、劣勢の場面が続いた。

 それでも、最後まで声を掛け合った。「改めてチームスポーツってこれが大事なのかな」。悔しさは残るが、チームの成長を感じた夏だった。(岸めぐみ)