(13日、第107回全国高校野球選手権新潟大会2回戦 新津工0―7新潟第一) 新津工は昨秋の新チーム発足以降、3年生は…

 (13日、第107回全国高校野球選手権新潟大会2回戦 新津工0―7新潟第一)

 新津工は昨秋の新チーム発足以降、3年生はエースで4番の長谷川大治と一塁手で5番の阿部雄一郎の2人だけ。昨夏、その前年の優勝校の東京学館新潟を土俵際まで追い詰めながら逆転負け。雪辱の思いを胸に臨んだが、かなわなかった。

 村井和幸監督によると、2人とも心優しい、おとなしい性格だけに、下級生をまとめるのに苦労していたという。ただ、「そんな2人だからみんながついて行った」とみる。

 先発した長谷川は5回4失点したが、カーブやチェンジアップをおり混ぜ、コーナーを丁寧につく粘り強い投球。「昨年の悔しさが、心のどこかに残っていた。それが晴れるようなピッチングができました」。交代後は遊撃の守備についた。内外野に位置を指示し、ピンチの場面では「気持ち切り替えよう」と大きな声でもり立てた。

■死球後に全力疾走「どんな形でも」

 阿部は2個の死球を受けたが、いずれも全力疾走で一塁へ。「どんな形でもチームに貢献したかった」と振り返る。

 チームを鼓舞し続けた2人。村井監督は「心から感謝したい」と言葉を詰まらせた。(エリアリポーター・久保田正)